・碑文殺人について
親族会議の話し合いを踏まえて第1の晩が発生。
楼座が1時頃ゲストハウスに戻ったのは従兄弟達に計画を伝える役目だから。夏妃の娘の朱志香がどこまで知っていたかは微妙で、目的を誤魔化されたか、薬で眠らされたか、いずれにせよ狂言の本当の理由は知らなかったんじゃないですかね。
夏妃の行動を操った19男の正体はベアトリーチェでしょう。本来は戦人に碑文殺人を見せる事を計画してたから、事前に島の人間をある程度動かせるよう仕込んでおいただけ。
EP5はそれが最大限役に立ったんだと思います。
第1の晩で見つかった5人、次に殺された秀吉はいずれも最初は死んだ振りだったと考えられますが、事件の流れを見ていると碑文殺人を演出する事は死んだ振りを誤魔化す事に有利だと気付きます。
エリカがいとこ部屋の魔方陣を見て「あと2人殺されてると思いました」とコメントしたように、1度連続殺人事件を暗示できれば続く事件も被害者は死んでいるだろう、と発見者が思い込む確率は高いです。被害者が酷く殺されているのもエリカを死体に近づけない口実として有効でした。
戦人が疑問に感じた碑文殺人の非効率性は、被害者が死んだ振りと仮定した場合、意味を持ってくるのです。
ならば、過去EPの碑文殺人も同じ性質だったんじゃないか?ベアトリーチェの目的が「戦人に碑文殺人を見せつける事」で殺人そのものじゃないなら、碑文殺人の犠牲者はベアトリーチェに頼まれて死んだ振りをしただけでは?という疑問が浮かんできます。
しかしEP5にしても、最終的に朱志香たちは死んでいて、特に蔵臼は夏妃との電話直後に死んでいます。
過去EPでも赤字で死亡宣言が出てる被害者・戦人が致命傷を確認した被害者は非常に多いです。
ここを説明する仮説として出てくるのが、ベアトリーチェ以外の人間が死んだ振りの被害者を殺し直してるんじゃないか、というもの。
つまり碑文殺人の犯人は2人居て、1人は被害者その他と協力して碑文殺人を演出しようとした人間。もう1人は死んだ振りの人間に止めを刺した人間。
この2つが合わさる事でいかにも不可思議な連続殺人が完成している、という事です。
EP6のゲームを見る限りこの仮説で正解のように思うのですが、それは後々検証してみます。
幻想法廷でエリカを騙したラムダデルタのトリックは大きく分けて3つ。
「赤字は時間の概念があって、指定があれば指定時刻における真実・指定がなければ発言時の真実を指す」
「ノックに代表される、前提そのものを断言せず周囲を赤字で固めて誤解を誘うトリック」
「証言者・被害者共に探偵を騙そうとしている」
これは出題編でも多用されたトリックで、大抵の密室は上記3つのどれかを疑う事で解けるようになってます。
EP2でベアトリーチェの密室定義が出てきたり、屋敷の見取り図がない事からも分かる通り、うみねこのトリックは心理トリック系なんですね。
ただし、上記3つで解けない謎・殺人がうみねこには存在します。それがEP3から度々言われてきた「ベアトリーチェの心臓を晒すトリック」です。
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