・第1の晩
犯人は長女夫婦。おそらく蔵臼の金蔵の金の使い込みの件で揉めての突発的犯行。本館の人間が殺されているのは口封じ?
ここで絵羽たちが殺したのは紗音以外の5人。紗音は殺されてません。
犯行を完全に誤魔化すのは難しいため、倉庫に死体をしまって施錠する事で使用人の犯行を匂わせる事が精いっぱいだったと思われる。
困ったのはベアト側。意図せず本物の殺人が起こったせいで予定していた第1の晩が実行不可能に(絵羽達の犯行と知っていたかは不明ですが)。
仕方がないので倉庫のシャッターに魔方陣を描いて碑文殺人を匂わせて碑文の解読を促す事にした。
人数合わせの為、紗音が倉庫奥で死んだ振りをする事に。紗音の顔面半壊はメイクで誤魔化した。
殺人発覚。長女夫婦は魔方陣が描かれてる事・死体が増えた事で大いに驚いただろうし、目撃者や魔方陣を描いた人間を突き止めねば・・と考える。
夏妃は外部犯を疑っているので、銃を持ち出した上で、恐らく屋敷内で一番籠城向きの金蔵の部屋に籠る口実を考えて実行に移す。
つまり金蔵(と金蔵部屋の鍵)を焼死体にして皆の前に出す事で、金蔵の部屋が犯人に開けられない事を示そうとした。
一方で使用人たちは、隙を見て紗音を園芸倉庫から助け出す。南京錠は番線カッターで切断すればOK。
・第2の晩
金蔵部屋のレシートの件で客間を出た絵羽夫婦達は魔方陣を描いた犯人を突き止めるため屋敷内に証拠を探しに行く。
(あるいは使用人が怪しいと目星がついていた?)
そしてボイラー室で夏妃の指示に従って金蔵の死体を焼こうとしていた使用人達(含紗音)と接触。
口論・喧嘩となり、使用人達が誤って絵羽夫婦を殺してしまう。
再び困った使用人たち。殺人者にはなりたくない・・・と、外部犯が絵羽夫婦&嘉音を殺して逃げた。と芝居を打つことにする。
絵羽達の発見された部屋に死体を運びこんでチェーンを切り、魔方陣を描く。
・第3・4の晩
言わずもがな。嘉音の死体は戦人は確認していない。南條の嘘検死で誤魔化しただけ。
夏妃・源次の提案で金蔵部屋に移動。しかし使用人達は凄く困っていたと思われる。
碑文殺人だって気付かれてもないし、戦人は碑文を解こうともしないし、実際に殺人を犯してしまった。
取り敢えず事前の打ち合わせ通り、魔女の手紙を出す事で金蔵部屋を追い出される&碑文解読を促す事に成功。
客間に戻って、全員集合。今後について話しあってみる。真里亞に聞かれたくない話なので「壁を向いて歌をうたってね」と言っておく。
真里亞が証言した、客間に入ってきたベアトリーチェとは変装を解いた嘉音の事。
・第5・6・7の晩
とりあえず最後まで碑文殺人を見せて碑文解読を促す事になり、電話で戦人達を呼び出す。
源次・南條・熊沢は杭が刺さった振り・死んだ振りをする。紗音・嘉音は隠れる為に客間を出る。ただし、途中で理由をつけて引き返した紗音が3人を殺した。
・夏妃殺し・・・紗音が夏妃を呼び出して殺した。
そうなるとEP1 第四の晩がややおかしくなります
なぜならここの嘉音死亡がなくても以下の展開はほぼ同じに展開できるからです
金蔵発見→篭城→嘉音もいっしょに追い出される→嘉音もいっしょに密室で殺される
で問題ありません
嘉音がここで生存者一行から離脱しなければならない理由が必要です
同様にEP2第二の晩もヘンです
碑文をなぞるならあそこは朱志香といっしょに死んでいるべきです
この2点については別な考察が必要かと思います
確かに、EP1第4の晩で嘉音が死ぬ必要はないです。EP2も同様です。
でも逆に言えば、死んではいけない・展開としてありえない訳じゃないですよね?
多分、嘉音が常にゲーム途中で死んで死体が出ない理由は「ミステリーだから!」以外に無いと思います。
作者は読者が解けるようにヒントを散りばめなくてはいけない。
自分は嘉音=ベアトリーチェの正体と予想しましたが、仮にこれが正解だった場合。ある程度嘉音は怪しい・何かあると思えるような演出がされている必要があります。
その手段が「死体が消える=体を調べられたら困る事情がある」の提示なんじゃないでしょうか。
だって要領のみを追求するなら、何も連続殺人を演出して碑文を解かなきゃ殺していくぞー!なんて事、全くする必要ないですよ。いくらミステリーマニアの設定があっても。
熊沢か源次に頼んで戦人を礼拝堂に呼び出す。そこで戦人に全ての事情を話して、一緒に碑文を解こうと持ちかける。こっちの方が、よっぽど碑文が解ける確率高そうです。
何故それをしないのか。それをやっちゃうとミステリーとして成立しないから。
見も蓋も無いですが、これが自分の考えです。
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