嘉音の望みを邪魔する存在として金蔵に唆されたのが紗音です。EP2序盤で紗音を誘惑したベアトリーチェは、現実世界では金蔵だった筈です。
おそらく紗音を焚きつけて譲治と恋仲にさせる事で、気の小さい紗音に将来への強い希望を持たせる。
そして不注意を装って、碑文の答えを紗音にだけ見せたんだと思います。紗音が金蔵の筆耕係なのは伏線かなと。
蝶のブローチを与えたのも金蔵で、あれは戸籍を手に入れる手段・・・なんでしょう。1つしかないので、紗音嘉音のどちらかのみ行使できる権利です。
嘉音は自分が当主になれば右代宮の力で戸籍くらい何とか出来ると思ってそうですが、紗音はそこまで考えが及んだでしょうか。
紗音がいつも頭が悪くて無教養扱いされてるのを見ると、そんな方法を思いつけたとは思えないんですよね・・・(紗音好きな人ゴメンナサイ)。
これまで家族もなく、教養も名誉も戸籍さえも無かった紗音。
彼女は碑文の答えを偶然手に入れました。親世代7人が死ねば全てを手に入れる事ができるチャンスです。
嘉音が計画している狂言殺人を利用すれば、親世代を全員殺す事が出来ます。計画を知っている使用人も殺して最後に嘉音を殺人犯に見せかけて殺せば、全ての罪を被ってくれそうです。
紗音は上手くいけば何も失わずに全てを手に入れる機会に恵まれた訳で、これはクラッとくる誘惑です。
ゲーム盤で使用人・親世代を集中的に狙って殺しているのは、こういう事情があるからと思います。
最後の爆発は、金蔵の設けた時間切れです。多分ボイラー辺りに細工をして1986年10月5日に爆発するようにしておいたんでしょう。
碑文解読の期限を決めておけば、1986年の親族会議に紗音嘉音が動く事を予測できます。
多分、07151129と碑文の解答を合わせれば、九羽鳥庵に避難できるように作ってあるんでしょう。
金蔵の仕掛けたゲームに嘉音が勝利する条件は、戦人が碑文を解く事・紗音を説得して止める事・九羽鳥庵に避難して爆発から逃げる事。
この3つで、確かにゲームを終わらせる鍵は戦人に握られている事が分かります。金蔵の設けた嘉音の婿のハードルは、限りなく高かったのでした。
魔女を殺す事は、金蔵の生み出した幻想を壊す事。嘉音の望みは、ただの自分になる事でした。
EP8でこの辺の条件をクリアしてハッピーエンドになるんだと思うんですけど、どうでしょうか??
最後に各EPの個別トリック・解答を載せて終わりにします。しかしEP1は上手くロジックが作れないんですよね。逆にEP2・3は割ときれいに纏まるんだけど・・・。
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