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当ブログは07thExpansion様の「うみねこのなく頃に」の真相を、ゆる~くまったり推理してみるファンページです。
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・碑文殺人について

親族会議の話し合いを踏まえて第1の晩が発生。
楼座が1時頃ゲストハウスに戻ったのは従兄弟達に計画を伝える役目だから。夏妃の娘の朱志香がどこまで知っていたかは微妙で、目的を誤魔化さ
れたか、薬で眠らされたか、いずれにせよ狂言の本当の理由は知らなかったんじゃないですかね。

夏妃の行動を操った19男の正体はベアトリーチェでしょう。本来は戦人に碑文殺人を見せる事を計画してたから、事前に島の人間をある程度動かせるよう仕込んでおいただけ。
EP5はそれが最
大限役に立ったんだと思います。

第1の晩で見つかった5人、次に殺された秀吉はいずれも最初は死んだ振りだったと考えられますが、事件の流れを見ていると碑文殺人を演出する事は死んだ振りを誤魔化す事に有利だと気付きます。

エリカがいとこ部屋の魔方陣を見て「あと2人殺されてると思いました」とコメントしたように、1度連続殺人事件を暗示できれば続く事件も被害者は死んでいるだろう、と発見者が思い込む確率
は高いです。被害者が酷く殺されているのもエリカを死体に近づけない口実として有効でした。
戦人が疑問に感じた碑文殺人の非効率性は、被害者が死んだ振りと仮定した場合、意味を持ってくるのです。


ならば、過去EPの碑文殺人も同じ性質だったんじゃないか?ベアトリーチェの目的が「戦人に碑文殺人を見せつける事」で殺人そのものじゃないなら、碑文殺人の犠牲者はベアトリーチェに頼まれて死んだ振りをしただけでは?という疑問が浮かんできます。

しかしEP5にしても、最終的に朱志香たちは死んでいて、特に蔵臼は夏妃との電話直後に死んでいます。
過去EPでも赤字で死亡宣言が出てる被害者・戦人が致命傷を確認した被害者は非常に多
いです。

ここを説明する仮説として出てくるのが、ベアトリーチェ以外の人間が死んだ振りの被害者を殺し直してるんじゃないか、というもの。
つまり碑文殺人の犯人は2人居て、1人は被害者その他と協力して碑文殺人を演出しようとした人間。もう1人は死んだ振りの人間に止めを刺した人間。
この2つが合わさる事でいかにも不可思議
な連続殺人が完成している、という事です。

EP6のゲームを見る限りこの仮説で正解のように思うのですが、それは後々検証してみます。




幻想法廷でエリカを騙したラムダデルタのトリックは大きく分けて3つ。

「赤字は時間の概念があって、指定があれば指定時刻における真実・指定がなければ発言時の真実を指す」
「ノックに代表される、前提そのものを断言せず周囲を赤字で固めて誤解を誘うトリック」
「証言者・被害者共に探偵を騙そうとしている」

これは出題編でも多用されたトリックで、大抵の密室は上記3つのどれかを疑う事で解けるようになってます。
EP2でベアトリーチェの密室定義が出てきたり、屋敷の見取り図がない事からも分かる通り、うみねこのトリックは心理トリック系なんですね。


ただし、上記3つで解けない謎・殺人がうみねこには存在します。それがEP3から度々言われてきた「ベアトリーチェの心臓を晒すトリック」です。

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・客間のノックと魔女の手紙

EP5は古戸エリカが加わった事で、碑文殺人の前に碑文が解かれてしまいます。
碑文解読の際、エリカが碑文設置の意図を推理していて興味深いのですが、それはさておき。



ノックと手紙の1件を纏めると、
5日に戦人の指に当主の指輪が嵌っているのをエリカが発見する。
戦人達の証言によると、4日深夜・客間にノックがあり廊下に手紙が置いてあった。
手紙は魔女
ベアトリーチェが戦人の当主継承を認める旨の内容で、当主の指輪も同封されていた。
これはラムダの構築する親族会議の様子と一致する(探偵の観測場面では無い)。
こういう話です。


ラムダは赤字でノック・手紙を廊下に置いた人間を否定する事で「人間に不可能だから魔女の仕業」と主張するんですが、これは証言者の嘘に合わせてラムダが幻想を構築しただけ。が正解かと思います。
元々廊下の手紙もノックも存在しなかった。だから実行可能な人間がいなくて当然だった。

EP1嘉音の死因にも通じるやり方で、ボイラー室の嘉音は他殺・事故死・自殺を否定されていますが、そもそも死んでいると断言された事はない。
人間には嘉音を殺せないから魔女の仕業にする
のはファンタジー。死ねないなら嘉音は生きてると考えるのはミステリー。病死・老衰と考えるのは・・・面白い人ですかね・・・。

一応ラムダの構築した親族会議の様子にもヒントがあって、例えば戦人は11時頃に霧江と「そろそろ抜けてもいいか?」「後で提案してみよう」の会話をしています。
戦人は未成年で所詮御神輿
だから提案が却下されたとも思えないのですが、何故か実際に戦人がゲストハウスに戻ったのは午前3時です。
なら、戦人が会議を抜けたかった描写が嘘か、抜けようとしたのは本当だけど事情が
変わって会議に参加しなくてはいけなかったか、いずれかということになります。

もう1つ変なのは、一時休止の際、紗音と嘉音が客間に引き留められた事ですかね。
EP4まで親組は使用人を会議に近づけない事で行動が一致していました。
何故黄金が見つかった後の大事な会
議で紗音嘉音に雑談なんかさせたのか。ちょっと奇妙な部分です。
こういう事を加味すると、あの親族会議はもっともらしい嘘をラムダが構築しただけ、との仮説は納得しやすいモノになります。


ここの問題は、なぜ親族会議の面々は嘘をついたのか。戦人の当主の指輪はどこから来たのかです。

親族会議の後に狂言殺人が発生して戦人がグルだった事、戦人が指輪を持っていた事。
これは出題編の戦人主観を信用すると、ゲームスタート時点からグルだった・指輪を持っていた可能性は無い
わけで、ゲーム進行のどこかで計画に加担したタイミングがあったと考えられます。
EP5で狂言殺人が起きる前に、戦人がエリカの監視から長時間抜けるのは親族会議時しかありません。
つまり親族会議で夏妃たちが抜けた後、客間にいた誰かが夏妃を陥れる狂言殺人を提案した。
そして戦人に当主の指輪を渡した。
ノックと手紙の嘘は、狂言殺人を提案した人間を誤魔化す為に付い
たものだった、と考えられるのです。
戦人が3時までゲストハウスに戻れなかったのは、計画を練る為と事件の背景を聞かされたからでしょうね。


この仮定を採用するなら、「親族会議以前に、ヱリカ、譲治、朱志香、真里亞、南條、郷田、熊沢は、屋敷より退出し、ゲストハウスへ移動したものなり」の赤字がある7人はベアトリーチェの可能性を否定された事になります。
一応電話で指示したとか、源次に指輪を持って行かせたでも通用するんですが、そんな面倒をする意味はないし、翌日のゲストハウスの魔方陣が下手だった事を合
わせて考えても(ベアトがいたなら上手に描けただろうし)無視して良い可能性かと。

そもそも出題編の碑文殺人が不可解なのは何故か?
理由は大きく分けて2つ。1つ目は派手な装飾・密室・碑文殺人といった舞台装飾がなぜ必要なのか、という点。
2つ目は、1つ目の謎とも絡む
部分ですが、共通した小道具・殺し方が出てくるのに全EPを通して犯人になれる人間が居ない点です。

この辺に関する事はEP5で戦人とワルギリアが議論しているので(黄金狂乱劇の章)詳細を省きますが
碑文殺人は単純な殺人目的なら非常に効率が悪く、作中で指摘された通り「戦人に連続殺
人を見せつけること」が目的と考えるとスッキリする部分です。
誰か・恐らくベアトリーチェにとって、戦人に連続殺人を見せる事で生まれる何らかの結果を期待している。
しかしそう考えると、碑文殺人を起こした人間は各EPで共通との結論になるのですが、全EP共通で碑文殺人が終了するまで生きてる人間は戦人しか居ないのです。

作中の行動グループは大きく分けて、親組7人・使用人組5人・従兄弟組4人の3つで(南條は一定しませんね・・)親組はEP2で最初に全滅、使用人組はEP3最初に全滅。
従兄弟組と南條は
初期全滅こそしないけど、探偵戦人と一緒に行動しているので変な行動をとる隙は無いと言えます。
碑文殺人を起こしたい駒・ベアトリーチェに目的があるなら、彼女が死ねば碑文殺人は意味がなくなって後が続かない筈。これは共犯者が複数居ても同義です。
何故全てのEPで碑文殺人が続くの
か。これも謎の1つです。

・・・敢えて言うなら、EP3の使用人全滅後は碑文殺人として完成度が低くて(密室・手紙が出てこなくて杭のみ)、逆に使用人が大勢生き残るEP2は完成度が高いので、何となく使用人の中
にベアトリーチェがいるんだろうな、と思わせる感はありますが。

こういった疑問点に大きなヒントを与えてくれるのがEP5です。

EP5は???で戦人が指摘した通り(「アクロイドが誰もいなくなったと思ったら・・とんだ傑作集だわ!」)、夏妃とエリカ以外の人間が2人を騙そうと狂言殺人を演出したゲームで問題ない
と思います。

他の可能性も考えたんですが、地味に痛いのが「譲治は死後、遺体は一切、移動されていない!」に始まる「遺体発見後に遺体が消失することはありえない」の赤字。

この赤字の為に、最初の6人が殺されたときに発見者が騒いだのはどうしても嘘を付いていた、の解釈にならざるを得ない。
夏妃とエリカに碑文殺人の幻を見せる為に全員が共謀していたとしか考
えられないのです。

そんな事をした理由は、碑文を戦人が解いたのに夏妃たちが当主継承を認めなかったからでしょうねぇ。
この辺にベアトリーチェの目的が見え隠れするんですが、それは後で検証してみます。


夏妃とエリカ以外が全員グルだとして、どうしてEP5はそんな物語になったのか。最初から振り返ります。

展開編のEP5はヒントに溢れていて、ここで提示されたトリックや情報を元にEP1~4を見直せば90%以上のトリックが解けるようになっています。
残りの10%はEP6の「ベアトリーチ
ェの心臓に関わるトリック」ですが・・・。

ついでに言うなら、EP5・6のヒントはEP4のお茶会の焼き直しです。
EP5・6を解いた後にEP4を読みなおせば、全く同じヒントが提示されている事に気が付く筈です。
だからEP4ま
でで解けます、と言う作者の言葉は真実なのですが、よくまあこんなに分かりにくく伏線を張ってますね。と溜息が出そうになる部分でもあります。


・真里亞は誰に魔女の手紙を貰ったのか?


まず、真里亞が会ったと主張するベアトリーチェ像について纏めてみます。
これは各EPでブレが無くて「毎年島で会っていて友達。肖像画そっくりで魔女。真里亞を黄金郷に連れていくと約束してくれた」で一致しています。
そんな人物が実在するかどうか、が出題編の大きな謎だったのですが、EP4の情報から見てこれは間違いないと思います。

EP4の未来縁寿が真里亞の魔道書に真里亞より年齢が上の人物と思しき筆跡の書き込み・サインを確認しているし、この筆跡がボトルメールと同一だと大月教授が証言しています。
更にボトルメールの筆跡は少なくとも真里亞のものでは無いとの鑑定結果が出ています。
そして肖像画そっくりの女が六件島に居る事をEP4の戦人が目撃しています。
2階のバルコニーと1階の玄関で多少の距離がありますが、戦人は顔を見て「肖像画そっくりだ」と感想を述べています。
EP4までの戦人は探偵なので主観を偽れない。ここは信頼性が高いと思います。
そしてバルコニーの女と会う前に戦人は電話で待ち合わせの約束をした。それを取り次いだのは真里亞で、親しげに会話していた。
以上の事から、真里亞にベアトリーチェと名乗る友人が居た事は非常に可能性が高い、との結論になります。

それでは彼女は誰でしょうか。
提示された情報によると、当主の指輪の持ち主で、ボトルメールの作者で、かつて九羽鳥庵に住んだ女性と瓜二つ。
そしておそらくはラムダを後継人に魔女となった人間にして本来のGM。

可能性は大きく分けて2つ。
親族・使用人の誰かが1人2役の変装をしているか、未知のXにあたる金蔵の愛人がいるか。
体格と年齢の問題があるので、変装を疑うなら朱志香・紗音・嘉音の3人が候補かな?

4人の候補者が出るけれど、全員物語中でベアトリーチェの可能性を否定する要素があります。
ここで読者は思考の袋小路に入り込むのですが、まずは4人ぞれぞれの「ベアトリーチェじゃないと思われる部分」を挙げてみます。

最初に未知のX。これはノックス第1条「犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず」に引っ掛かります。

次に朱志香はEP1ラストでベアトリーチェらしき人影が現れた時、その場に同席しています。また真里亞がベアトリーチェから手紙を貰った時間帯を含め、常に戦人と一緒にいるのでアリバイが非常に固いです。

紗音はEP2・夏妃の部屋で額に穴が開いた状態で死んでいて、源次が言う「書斎にいる真相を知る誰か」になれません。
同じくEP2の真里亞がベアトリーチェに会った時間帯、紗音は給仕をしているので薔薇庭園にいたとするのは少々苦しい部分。

嘉音はEP2・3・4と途中で赤字死亡宣言が出るので、その後の手紙や碑文殺人の実行者・指示者になれません。

・・・とまあ、一応全員ベアトリーチェになれないので、なら魔女は実在か?と思わせるように出来てるんですが、ミステリー的に考えれば正解は嘉音しかない事に気が付きます。

何故かと言うと、EP5で「出題編の戦人主観は嘘を付いてない」「未知のXなんて考えたら負け」とある意味ミステリーのお約束が保障されていて
これを踏まえて考えると「未知のXがベアトリーチェ」は否定されます。

そして戦人の前でベアトリーチェと同席した事のある朱志香も対象外です。分身なんて無理だし。

紗音はEP2の死体が替え玉の可能性もあるから多少は可能性があるけど、それにしても戦人は紗音の顔を正面・至近距離から見ている訳で、これを見誤るなら戦人は相当目が悪いかと。
せめて死体の後ろ姿しか見てない、とかなら誤解してもおかしくない場面なんですけどね。

嘉音は確かにベアトリーチェが最大のアリバイ保障とも言うべき「死亡宣言」を何度も出すのですが、これって嘉音がベアトリーチェ本人だとしたらどうでしょうね。
探偵にアリバイを聞かれて正直に答える犯人はいない訳で、普通ミステリー小説の犯人は自分が疑われないよう何らかの偽装をするものです。
赤字は確かに真実だろうけど、ベアトリーチェは自分の正体を誤魔化すために嘉音のアリバイを誤解させるルールを導入してるんじゃないか?言葉遊びのトリックじゃないの?と疑ってみる部分だと思います。
数ある証拠・証言の内、犯人に関する事が嘘なのはお約束なので。

・・・ただ、これでベアトリーチェの正体の考察終了!とすると怒られそうなので(誰にだよ)、真面目にEP5及び碑文殺人について考えてみます。

2010年・夏コミ発売のEP7で「うみねこのなく頃に」は待望の解答編を迎えようとしています。
これまで物語を追いかけてきた私にとって、待ち望んだ解答であると同時に、これ以上妄想・・もとい推理を働かせる余地が無くなる事に寂しさを覚えています。
仮にどんな結末であっても楽しめる自信はあるのですが、EP7を読む前に、読者として最後の遊びをしたいと思います。
 

それは、作者が提示した謎に対して解答を提示する事。
 

一応3年を考え抜いたおかげで、自分なりに答えを用意できたと思います。
いくつか解決できなかった問題もあるのですが、ゲーム盤の「ベアトリーチェを名乗る主は誰か」「殺人犯は誰か」「黒幕は誰か」「碑文の謎の存在理由」「戦人の罪とは」といった謎の答えについて、はそれなりの自信を持っています。

これもまた1つの可能性の提示、仮説の域を出るものではありませんが・・・。

最初に1つ、お断りをしておきます。

推理の過程で複数の可能性が考えられる時、何故いくつか存在する解答から1つを選んだのか?を説明する必要が出て来ます。
説明の都合上、選ばなかった解答の矛盾点を挙げます。それは私と異なる仮説を持っている方の説を否定する事になりかねません。・・・言い訳になりますが、他説を否定するのが目的ではありません。
ですが、自説を否定する文章を読むのが苦痛な方は、この先を読まれない方が良いかもしれません。


それでは解答を始めたいと思います。


「下位世界のベアトリーチェは嘉音」
「殺人犯は紗音」
「黒幕は金蔵」
「碑文の謎は、ベアトリーチェと金蔵の賭けだった」」
「戦人の罪は嘉音との約束を忘れた事」

この結論に落ち着くように展開するので、嫌な予感がする方はお引き取りください。

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