気付けば9月も半ば。
いまさらプレイ日記を書いてもなぁ・・・と思いつつ、ちょこちょこ見てくれる方もいる事に感謝を覚えています。ありがとうございます、少しでも楽しんで貰えたら幸いです。
と、言う訳で。冒頭は音の使用人達のヤスに関する証言から。
福音の家の先輩達のヤスへの評価は芳しくないようです。まぁ、社会人やってると、こういう感想が出てくるのは理解出来ちゃうんですよね・・・グループに鈍くさい人がいると、それだけ自分の仕事が増えるし、同じ給料だと思えば不満も溜まろうというもの。
多少厭味を言われてお終いなら、どこの職場でもあるレベルかな、と。流石に小学生を呼び出して説教まではしてないみたいだし。
先輩達の証言する「ヤス」は子供時代の紗音の事ですが、紗音が先輩達と仲良くなれなかった理由の一つに、人間関係を構築する要領が悪かった事もあるんだと思います。仕事だけじゃなく。
EP2で夏妃に怒られながらボンヤリしたり、しなくていい口答えをしたり。同じミスを何回も繰り返したり(EP2で譲治に紅茶の銘柄を見たらいい、と言われたのに、1年後のEP1冒頭で同じ失敗をしています)。多少仕事が出来なくても、目上への可愛げがあれば上手くやっていけるんでしょうけど、ね。
同年代の従兄組とは良い関係を築けてるし、こういう不器用さは素直さの裏返しでもあるので、悪い事ばっかりじゃないですけど・・・。職場でのストレスが溜まりそうな人です、紗音て。
そして蜘蛛の糸のおまじない。熊沢は良い魔法使いって訳ですね。
そして推理小説。ヤスは熊沢の趣味を真似て読むようになったんですね。「かつてのベアトリーチェは大した読書家で、特に密室トリックを愛した」とEP6でラムダが証言した事が語られているんですが・・・。
一応私の推理上の立ち位置を前置きすると。ウィルに呼び出された「ベアトリーチェ殺人事件の犯人=ベアトリーチェ本人」は、自分を紗音だと自白しています。立ち絵は出てきませんが、これまでの情報を纏めると、自白上の「我」に該当する人物は紗音しかいないので。
そして、紗音は幼いころにヤスと呼ばれていて、妄想上の友人として肖像画の魔女や嘉音を作りだした。この3人は同一人物だと告白しているんですね。
福音の家の先輩にヤスと呼ばれた使用人。これは紗音です。この点は間違いないと思います。
でも、そのヤスがベアトリーチェであり嘉音でもあった。この部分は多分嘘だろうと思っています。
紗音と嘉音は別人として存在していて、紗音は嘉音の為に連れて来られた使用人だった。嘉音はベアトリーチェの身代わりとして連れて来られた19年前の赤ん坊。源次達古参の使用人と金蔵はこの事実を隠していた。
クレルの告白が始まる前までの情報や、過去EPを振り返ると、どうしても話のベクトルはこちらに向くんです。
何故ベアトリーチェが嘘の告白をしているか・・は、やっぱり、アウアウローラの見立て通り、その辺の真相は隠しておきたいからなんでしょうけど・・・・。
とまあ、長い前置きを書きましたが、この推理小説を好んだヤスの描写、実際は紗音じゃなくて嘉音だったんじゃないかと思うんですよ。クレルは2人を同一人物として語ってるのでややこしいですが。
そしてヤスとガァプ(当時のベアト)の会話。これってそのまま、うみねこ作者と読者の関係なんでしょうね。読んで楽しみ、議論して楽しむ。推理小説には推理小説の作法があって云々。最後の告白までに真相を見破れなかったら魔女の勝ち、つまり作者の勝ち。
まぁ、勝ち負けに拘らず、楽しく読むってのも読書の嗜み方です。私は正直言って「うみねこ」の解答を引き延ばされすぎてダレてますけど・・。
戦人にゲームを挑んだ出題編のベアトリーチェ。彼女が戦人に求めたのも同じような関係で、ベアトが出題して戦人が考える。思考のパズルを共に楽しむ。
結果的に戦人が出題者ベアトリーチェを信用したのは終盤で、ベアトが望むような推理ゲームは殆ど成立しなかったのですが、こういう過去話を見るとベアトリーチェが作った出題編の4ゲームはミステリ的に作ってあるんでしょう。ドラノールやワルギリアが保障した通り。当たり前といえば当たり前ですけど。
余談ですが、「そして誰もいなくなった」、面白いですよね。私もU.N.オーエン郷に負けましたが・・。
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